★平成30年12月15日㈯
尾方蝶嘉 ~漆の町家・箱嶋邸に響く音と語り~
筑前琵琶の世界
『琵琶 冬に聴く情けの心』
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ご来場くださった皆様、各方面ご協力くださいました皆様ありがとうございました。
今年の5月から始めた箱嶋邸での演奏会は、この12月で6回目。
箱嶋邸は、筑前琵琶のルーツと切り離せない[荒神様]を今も祭っておられる福岡でも稀少な町家です。
建物そのものも明治時代に建築され、146年の歳月を過ごしてきたベンガラ漆塗の輝くつくり。筑前琵琶とほぼ同じ時を経てきました。
唐津街道お宝探索プロジェクトの中核的な場所でもあります。
そこで筑前琵琶を演奏できるのはいつも何か格別な感があります。
ご当主・箱嶋さんはじめ、地域の皆様のご厚意によっていつも開催することができています。
皆様のお気持ちを支えに、甚だ未熟ながら、心が伝わる演奏を今後も目指してまいります。
またお会いできますよう!次回2月23日㈯です。お待ちしております!
★平成30年11月24日 13:30~
筑前琵琶と三味線の発表会 -絃- 1st.
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警固神社 神徳殿 春庭の間(福岡市中央区天神2丁目2-20)
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晴天の小春日和。
太棹三味線奏者・安田勝竜さんの生徒さんと、筑前琵琶 嘉の会 の生徒さん合同の発表会第1回目、おかげさまで終えることができました。ご来場くださり、あたたかく応援くださいましたお客様、そして出演者を陰から支えられているご家族の皆さんに心より御申し上げます。アットホームな会となりました。
終盤、琵琶と三味線の合奏なども試みました。
出演されたほとんどの生徒さんが初舞台!という超緊張!!!感ただよう舞台でしたが、皆さんそれぞれに楽しまれ、「今」できる精一杯で頑張られました。
出し切れた人、悔しさを残した人、それをバネに早速来年への目標を定めた人など様々。
第1回目というのはとても大切だなと思いました。
今回を土台に、少しずつ、何より音を楽しみながら、ステップアップしていければと思います。
また来年、「良くなったね」と言っていただけることを目指して。
★平成30年11月18日
第43回玖珠詩道会 吟詠大会
主催:淡窓伝光霊流玖珠詩道会
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玖珠町八幡公民館
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童話の里、玖珠。
会場へ向かう道すがら、秋深き玖珠の城跡を見つつ、山々が紅く燃え、木々の落葉の絨毯をぬけてゆきました。
玖珠詩道会様の吟詠大会にて演奏させていただきました。
ご出演の皆様の吟詠の朗々とした声、胸を打つ素晴らしいもので、大いに勉強させていただきました。
玖珠詩道会会長の江藤光鈴子先生とさまざまにお話しさせていただき、”舞台に立つこと”の奥行を感じました。
会のますますのご発展を祈念いたします。
写真は、江藤光鈴子先生、ご子息の江藤奉史さんと。
★平成30年11月10日 (写真:富永亜紀子氏撮影)
筑前琵琶ライブシアター~音と映像で魅せる、平家物語~
14:00~/18:00~ 2回公演
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福岡市科学館6階 サイエンスホール(福岡市中央区六本松4-2-1)
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およそ一年半がかりで取り組ませていただいた、(公財)福岡市文化芸術振興財団様主催の公演。
今回は、筑前琵琶保存会の後輩・高木青鳳さんとともに臨ませていただきました。
琵琶だけの演奏ではなく、音楽家・高橋英明さん(国際的映像アート集団チームラボの音楽をご担当)に、平家物語全体を満たす音と音楽をこの公演のために書き下ろしていただき、九州産業大学の映像学科の学生さんが描く物語の場面(黒岩俊哉教授監修)を大きな3枚のスクリーンに映し出すという表現手法。
その三者を効果的につなぐ舞台演出をアコースティックセンスの池田元樹さんが手掛けてくださいました。池田さんはUSJや福岡のキャナルシティのプロジェクションマッピングなど手掛けられています。
一流の皆様に囲まれ、刺激を受けまくり、未熟者がこんな取り組みができる幸せを噛みしめながらのクリエイションでした。
皆さまに共通しているのは。。。尊重し合い、楽しんでいること。これ、本当に当たり前ですがとてもとても、大切なことだと今回実感しました。
その【楽しさ】に乗っていくことで、和も輪も、大きく広がります。そして、良いエネルギーの舞台が生まれる。
それでこそ、お客様に良いものが伝わるのですね。
実験的な今回の舞台、お客様からもアンケートで沢山の感想をいただき、すべて読ませていただきました。力になります!
一層、良い舞台を作り上げていけるように、前進してゆきます。
ご来場くださった皆様、関わられているすべての皆様、心より、ありがとうございました!
また、夢の舞台でお会いしましょう!!
★平成30年10月28日
筑前琵琶保存会第54回演奏会 ~風・波・音~
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都久志会館
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福岡市東区箱崎に今も供養塔が残る、「博多 米一丸」のお話を演奏させていただきました。
先代の師匠・嶺旭蝶先生が大切にしておられた曲です。
地元のお話しは、その場所もリアルに分かるだけに、何か特別な感じもします。
人が生きた分だけ、様々な物語がある。。。。。人の心を伝えられる演奏者でありたいと思います。
ご来場のみなさま、ほんとうにありがとうございました。
★平成30年10月20日
SEINAN WOMAN of the Year 2018 記念式典・祝賀会
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雲一つない秋晴れの清々しい一日でした。
母校の西南学院大学女子同窓会が、社会において顕著な活躍をされている女子同窓生を顕彰する事業にて表彰される、俳優・神田さち子さんの記念式典・その祝賀会で演奏させていただきました。神田さんも西南のご卒業です。
神田さんは元々は民話などの語り部として活動を始められ、その中で出会われた、先の大戦における中国残留婦人の半生を描いた一人芝居『帰ってきたおばあさん』をこれまで20年以上にわたり200回近く上演されています。
2017年には映画監督の山田洋二さんらとともに、平和関連活動に長年取り組む人・団体を表彰する「澄和フュチャリスト賞」を受賞されています。
人々の思いを伝えてゆくこと、その先に、平和な世界を築いてゆくこと、これは私の琵琶のありよう、そのままで、神田さんのお芝居と活動の形態は異なりますが、何か通じるものを感じさせていただいています。
そして今回は、私自身人生初!
神田さんに捧げる琵琶曲を・・・とのご依頼にて新たに作詞作曲いたしました。琵琶曲は、過去の人物や出来事を題材にすることが多いので、はばかりながら「生きている人」の曲を作るのは初めてでした。私にとっても貴重な経験となりました。
散文詩的な言葉を紡いだ作品となりましたが、何か、聴いてくださる方に伝わることがあったなら、幸いです。
★平成30年10月16日
福岡市東区 香椎が丘会館ふれあいサロン
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毎年お声かけいただいているサロンで今年も演奏させていただきました。
気候が良くなってくるこの時期、琵琶の響きも良くなり、私にとっては、一年一年、自分はどれくらい成長できているか を確認するような場。小人数なので、お客様の反応もダイレクトです。
いつも暖かく、ご対応いただいている自治会の皆様に改めて感謝の時間です。
今年は勇ましい曲が中心でした。来年は、、、、はてさて、、、。
★平成30年10月14日 東京渋谷・NHK放送センター
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11月28日㈬11:20~、翌朝5:20放送の
NHK-FMラジオ「邦楽のひととき」演奏収録にお呼びいただきました!
9月9日に行われた第55回琵琶楽コンクール(日本琵琶楽協会主催)の入賞者の放送がなされます。
★平成30年10月12日
福岡市東区馬出の国登録有形文化財「箱嶋家住宅」の特集番組の収録に「ちょこっと」出演させていただくべく、箱嶋邸での番組収録にお呼びいただきました。
リポーターは福岡でおなじみ、笑顔の素敵な えもとりえ さん!
すっかりミーハー気分でお写真撮っていただきました。
放送は10月18日(木)9:50~
TNC「ももち浜ストア」です!
★平成30年10月5日(金)
㈱久原本家 茅乃舎レストラン
(福岡県粕屋郡久山町大字猪野字櫛屋395-1)
『久山感謝祭』
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ご縁あって、茅乃舎様にお声かけいただき演奏させていただきました。
久山の奥座敷、大きなかやぶき屋根のレストラン。
季節を肌で感じられる美しく整然とした環境の中、本物の素材を大切にした、本当に心と体に美味しいお料理をいただける茅乃舎さんです。
ありがとうございました!
★平成30年8月20日(月)
福岡県旧公会堂貴賓館(国指定重要文化財)にて
9月29日に同館にて開催される、『筑前琵琶演奏会&琵琶体験 BIWA Belle epoque』のプレス向けミニ演奏会風景です。
同日、KBC福岡放送局「シリタカ!」番組内でこの模様が放送されました。
★平成30年8月9日(木)
平成30年度 純真学園大学『社会人セミナー』
《本物に触れる~筑前琵琶の世界~》
於:純真ホール(福岡市南区筑紫丘1-1-1)
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新一年生300人の皆様にに向けた講義に出演させていただきました。
ほぼほぼ全員の方が筑前琵琶を見聞きするのが初めて!ということで、限られたお時間でどれくらい伝わったかな・・・と思います。医療系の専門技術を勉強されている学生さんたち。
そんな皆様に、琵琶のお話しをさせていただけたのはありがたいことでした。
様々な分野の本物に触れる、という学園の方針。先々でとても大切なことだなと思います。
私も勉強になりました!
写真はホール舞台袖より。。。琵琶の前の講義は『書』でして、その余韻です(笑)
★平成30年8月6日㈪ 12:50~16:15
九州市民大学 平成30年度サマースクール集中講義
遊芸文化の伝統と現在『筑前の琵琶とかるた風土記』
於:アクロス福岡7階大会議室
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大宰府や博多などの歴史、文化とゆかりの深い「かるた」、また博多で生まれ明治・大正・昭和初期に全国的な人気を博した筑前琵琶、このふたつの遊芸の魅力をたっぷりとお楽しみいただく180分。
1時間目は、郷土史家の岡部定一郎氏による講演、2時間目、尾方の担当でした。
「筑前琵琶が面白い!その奥深さと魅力」と題し、演奏実演を交え、琵琶を通し感じていることなど様々にお話しさせていただきました。ありがとうございます!!
★平成30年7月31日(火)13:00~14:00
R60倶楽部 オトナだって学びたい!「オトナ塾」
「筑前琵琶で聴く 真夏の怪談話」
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いつもの雰囲気とはぐっと異なる、蔦谷書店のアートスペースにて開催されている「オトナ塾」に出演させていただきました。すこ~~しでも涼しくなっていただこうと、演奏曲目は小泉八雲の怪談。そして琵琶にまつわるお話し。いらしてくださったお客様も真剣に聞いてくださっていることがよく分かり、ついお話しに熱が入り、60分間越えておりました。💦
このようなオープンスペースでも今後も演奏させていただく機会が増えることを願っております。
ご来場のお客様、ご関係の皆様、ありがとうございました!
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六本松421・2階 蔦屋書店
(福岡市中央区六本松4丁目2-1)福市営地下鉄七熊線「六本松」駅下車
★平成30年7月15日(日)10:30~
愛宕音二郎稲荷神社 夏越し大祭 奉納演奏
『筑前琵琶がいざなう神話の世界そして、五穀豊穣を寿ぐ三番叟』
(音二郎稲荷神社/福岡市西区愛宕2-6-12)
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ご神域の凛とした空気と、神社世話役の皆様の心のこもったお働きの姿に接していると、この酷暑もひととき、どこかに行ってしまったように感じます。
地域にて古くから大切にされている場。演奏機会をいただけましたこと、ご縁に感謝です。
いずこも保存、維持、継承、発展はたいへんなことですが、琵琶を通して関わらせていただくことで少しでもお役に立てれば本望です。
また、お伺いできますように。。。!
★平成30年6月23日(土)14:00~/18:00~
尾方蝶嘉 ~漆の町家箱嶋邸に響く音と語り~ 筑前琵琶の世界
国登録有形文化財「箱嶋家住宅」(福岡市東区馬出2-21-27)
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第2回目の今回は「平家物語」「博多米一丸」をお送りいたしました。
昼の部は満席、夜の部も多数のお客様にご来場いただきました。ありがとうございます!
次回は7月28日(土)、テーマは夏の定番【怪談】です。
どうぞ、遊びにお越しください!
★平成30年6月8日
福岡市早良区内野小学校
(公財)福岡市文化芸術振興財団「アーティストに出会う」子ども文化芸術発見事業
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福岡市文化芸術振興財団の学校事業に筑前琵琶が初参加させていただき、小学校6年生へ向けたアウトリーチに取り組ませていただきました。今回は、高木青鳳さんのプログラムのお手伝い。私も勉強になり、とても楽しく取り組むことができました。
ありがとうございました!!
次回、私のプログラムは、また福岡市内の異なる小学校で9月です。
★平成30年5月26日(土)14:00~/18:00~
尾方蝶嘉 ~漆の町家箱嶋邸に響く音と語り~ 筑前琵琶の世界
国登録有形文化財「箱嶋家住宅」(福岡市東区馬出2-21-27)
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「ここに行けば琵琶が聴ける」という拠点があると良いなあ・・・と、長年思い描いていた構想が、国登録有形文化財「箱嶋家住宅」のご当主・箱嶋文衛さまのお声かけにより一歩大前進!
今回はその箱嶋家住宅での琵琶演奏会第1回目でした。幕開けにふさわしく、人形浄瑠璃の「筑前艶恋座」の皆様にお祝いいただき、発展と豊穣・繁昌を祈念し「三番叟」をご披露いただきました。めったにない間近に人形を見る機会に、お客様も大変寄喜んでいただけた様子。本当に良かったです。
これを皮切りに、定期的に(月1回目標)にて小さな演奏会を行わせていただきます。
築145年の漆の町家に響く、琵琶の音と語りの声。
皆さまに筑前琵琶に近しく親しんでいただき、様々な物語の琵琶による掘り起こしによって、地域に、福岡に、世界に朗らかで豊かな輪が広がってゆくことを願って。
来月は23日(土)です。どうぞ、お越しくださいませ!
★平成30年2月22日
香椎宮/奉納演奏(福岡市東区香椎4-16-1)
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本格的な春が待ち遠しいこの頃です。
歴史深い香椎宮にて奉納演奏させていただきました。数年来の念願でした。
曇天の予報に反してすっきりと晴れ渡った午前中の厳かな気の漂うご本殿で神職の祝詞が空気に溶け込むように響き、ご神事を終えた後の演奏。かしこくも御神様との間にさえぎるもののない状態で向かい合い演奏させていただくあいだ、集中した透明な時空間でした。
厳かさのなかに流れる柔らかなあたたかさ。香椎宮の空気。
心身をやわらかく、道を歩んでゆきたい、そう思います。感謝。
★平成30年1月20日・27日 9:00~
保育園 春まつりゲスト演奏
20日:大野城まどかぴあ大ホール/27日:粕屋町サンレイクかすや桜ホール
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「幼いからこそ、子供たちに本物に触れさせたい」という保育園理事長先生の方針のもと、園を飛び出して数十年にわたり大きな会場の素晴らしい環境で子供たちの発表会に取り組んでこられた二つの保育園の、1年に一度の晴れ舞台にお呼びいただき演奏いたしました。
当初、子ども向けの何か分かりやすいプログラムを用意したほうが良いのではとご相談していましたが、多くの保護者もおられるし「子ども用」ではなく本物の音と内容、とのことでご依頼いただいての演奏内容となりました。
とはいえ、難しくて騒ぎ出すのではないかな~~と心配していましたが、子どもたちはざわつくこともなく、初めて目に耳にする「びわ」の音に集中してくれ、あるいは演奏する身振りの真似などしてみたり、感性のみずみずしさを見せてくれました。
先生方のご指導のたまものと存じます。
二日間で1200名近くの多くの方に琵琶を聴いていただく機会をいただき、感謝です。
月並みな言い方ですが、演奏・構成、内容の充実のため、一層の精進を誓った次第です。
演奏後、園児の演技・合唱などを見せていただきましたが、我が子ではないのに一所懸命の輝く姿・・・思わず涙してしまいました。子どもたちにはかないません。まさに「時分の花」でした。
★平成30年1月14日 15:00~
舞踏青龍會 新春特別企画
曽根崎心中異聞 人形浄瑠璃(勘緑)と舞踏(原田伸雄)の実験
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新しい年の幕開けにふさわしく、人形浄瑠璃の舞台にて新たな試みに参加しました。
舞踏×人形×琵琶で・・・ボレロ!
これは・・・すさまじくクールな取り組みでした。
当日初めて曲を聴き、リハと本番が全然違う~~~汗・・・というワクワクする流れ。舞踏家の原田氏と人形遣いの勘緑氏の研ぎ澄まされたセッションに琵琶と私の声で飛び込んでゆきました。
未熟者には、先輩方の胸を借りたこういう勉強経験の機会が何よりうれしい。
今後の展開を楽しみに琵琶の精度を高めてゆきたいと思います。
小スペースのアトリエならでは、終演後は満席のお客様との率直な意見交換も嬉しかったです。
■平成29年12月8日(金)19:00~21:00
琵琶ものがたりvol2 -逢・哀・愛- ライブ&トーク
尾方蝶嘉(筑前琵琶奏者)×ドリアーノ・スリス(筑前琵琶修復師・イタリア会館福岡 館長)
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私が大切にしている「人間の情感」に焦点をあてた4作品を筑前琵琶の5弦と4弦を交えて演奏、そしてドリアーノ・スリスさんとのトークによる構成で気が付けばあっという間の2時間。
弾き手と作り手の立場から琵琶の魅力を広げて行く場として、イタリア会館様主催で2回目。今回は私の会でした。
寒い中お越しくださった満場のお客様、関わられた皆様、ありがとうございました。
終演後もお客様から沢山の感想や言葉をいただき、嬉しかったです。
楽器に二つと同じ音色のものは無いように、演奏者もそれぞれに個性があります。
今後もこの企画は続きます。どうぞ、筑前琵琶をお楽しみいただく場として、たくさんのお客様にご来場いただけますよう、願ってやみません。琵琶が100年後にも伝えられてゆくように、琵琶を通して大切な「何か」を子供たちに残して行けますように。
~演奏曲~
1、雪女
2、蜘蛛の糸
3、壇ノ浦
4、曽根崎心中~道行~
■平成29年11月11日(土)第53回筑前琵琶保存会演奏会
~宙(そら)にひびく琵琶の歌~(於:大濠公園能楽堂)
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今回は、新作「羅生門」を演奏しました。
河竹黙阿弥「戻橋」を原典に、尾方版の「羅生門」です。
平安時代、大江山で鬼の酒呑童子を討ち取った源頼光の郎党(家来)である、渡辺源次綱が主人公です。主命を受けてある夜、都の羅生門の前を通りかかった綱は、美しい女性と出会います。実はこれが愛宕山の鬼・茨木童子の化けた姿。
綱と鬼、鬼の化けた女の3役の微妙な語り分け、特に、女が徐々に鬼の本性を現してゆく過程の表現は最後まで悩みました。
今後もブラッシュアップし、さらに音と語りの表現を進化させていこうと思います!
ご来場くださった400名近いお客様、スタッフの皆様、ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします!
■平成29年10月29日(日)
「伝統工芸サミットin博多シンポジウム 文化交流が生み出す新たなものづくり」
標記のシンポジウムの終了後、博多伝統工芸館で開催された懇親会にて演奏させていただきました。
台湾・韓国の作家、アーティストのみなさんや、博多人形師、博多織職人、博多織織元の代表者の方々などアジアの工芸産業に寄与され一線で活動されている方々のお話を伺うことができました。
筑前琵琶も往時、博多人形の生産高に迫る生産量であった時期がありました。「工芸品」としての価値も、十分に有している楽器です。
演奏とともに、楽器生産の保護・発展も大きな課題です。
さらに演奏を精進し、筑前琵琶が魅力ある楽器として多くの方々に再認知していただけるようにと、思いを強くしました。
■平成29年10月29日(日)
第37回全国豊かな海づくり大会 福岡大会(於:宗像ユリックス)
天皇皇后両陛下ご臨席で、水産資源の保護管理と海や河川の環境保全を目的に毎年各県で開催されている大会です。
会場は、沖ノ島・宗像大社・関連古墳群などが世界遺産に登録された福岡県宗像市。国内外から大きな注目を集めた今年の福岡です。
福岡大会のテーマは「育もう 海 人 地域 みんなの未来」
福岡県を取り囲む4つの海水域をテーマに、式典オープニングで尺八の山崎箜山先生、お琴の宮本直美先生とご一緒し、「豊前海(~やさしさの海~)」を担当しました。5分間のアンサンブル。琵琶は作調させていただき、清々しい尺八・お琴の音色とともに演奏でした。
「福岡県の伝統芸能・筑前琵琶を」とのことでこのような機会をいただき、ありがたく存じます。
このような大会を通して環境や自然・地域文化・身近な生活に目を向け、視野を広くすることは非常に有意義で私も何か実践してゆかねばと思いました。明日をより良いものにしてゆくには、前向きな努力・1日1日の行動の積み重ね、大切だと認識することができました。
※画像の一部はNHKで放送された画面を掲載させていただいております。
■平成29年10月20日(金)13:30~
香椎が丘会館(福岡市東区) ふれあいサロン
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筑前琵琶演奏会~恋を語る~
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連日ぐずついていたお天気も回復し、心晴れやかな秋晴れの一日でした。
弟子の柳弥生さんと演奏に伺い、四弦の琵琶曲を中心に「恋」をテーマに90分間、地域の皆様にお届けしました。
毎年呼んでいただき、今年で3回目。
来年もさらにお楽しみいただけるよう、頑張ります。
■平成29年10月11日(水)18:30~
筑後一の宮 高良大社 (福岡県久留米市御井町1)
高良大社例大祭 観月祭 奉納演奏
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下界は夏日の福岡でしたが、高良さん山上のお宮は夕刻より秋らしく心地よい涼やかな風が吹き、高良の御神様がこの佳き日をお慶びのようでした。人々が和をなして賑わい集うお祭りは、心をほぐし活気をいただけます。
高良大社の大祭にて演奏させていただくのはおそらく13~年ぶり。大学生の頃より20代にかけて、師匠と毎年お伺いしていました。
今回は、拝殿が平成の大修理を終え、10月4日に高良の御神様が本殿に再び鎮座された新しい記念の年だそうで、はからずもこのような節目の機会に演奏させていただけたのは「新しい気持ちで初心に帰りなさい」という、何かお導きであったかも知れないとも思え、懐かしくも厳かな心もちでした。
お宮より見下ろす久留米の街の明かり、本殿までの石段燈篭が美しく、奉納演奏後境内に響くお琴や和太鼓の音色、お茶席、美食名物の振舞、販売など、楽しく嬉しい夜となりました。
祖先が守り伝えてきた高良大社、地域のつながりが、今後も途切れることなく未来へ伝えられてゆきますように。
■平成29年9月30日(土)13:00~15:00
「株式会社川口 創業50周年記念講演会」
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ホテルニューオータニ博多にて
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ご縁あり、㈱川口様の創業50周年という大きな節目にて演奏の機会をいただきました。
祝舞で藤間流藤間一貴弥先生が「シンフォニー老松」を舞われ、そのあとに祝奏として琵琶の中でのおめでたい演目2曲「那須与一」「黒田武士」を演奏。
そしてさらに㈱ジャパネットたかたの創業者で現在はサッカーJ2クラブチームのV・ファーレンス長崎の取締役社長である高田明氏の講演「夢持ち続け日々精進」という構成でした。
高田氏の講演はとても心に届き、ビジネスのシーンだけでなく、わが身の状況に置き換えても大切な事柄を教えていただけたと思います。
何のために演奏するのか、自分の「夢」は?
情熱をもって進もうと気持ちを新たにいたしました。
感謝!!
■平成29年9月13日(水)18:30~
音のカタログvol.7
田丸彩和子氏作曲「雙蝶のわかれ~北村透谷の詩による~」(初演)
筑前琵琶 尾方蝶嘉/薩摩琵琶 川嶋信子
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杉並公会堂にて(東京都杉並区上荻1-23-15)
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2015年2月「琵琶二面~源平をかたる~」という演奏舞台を、川嶋さんと二人会で上演しました。そのお客様としてご来場だった作曲家の田丸さんが、筑前琵琶・薩摩琵琶それぞれのバチ(撥)をご覧になっていて、「まるで二匹の蝶が舞っているようだ」と感じられ、そこから着想を得て、夭折の詩人・北村透谷の作品「雙蝶のわかれ」を題材に琵琶二面のための曲を作られました。
この詩に登場する二匹の蝶は、透谷と妻 美那子のことと思われます。二人の生活は描いた理想とおりにはゆかず、やがて透谷は25歳で自死、美那子はその後渡米し7年間苦学の末帰国。76歳で生涯を閉じたそうです。
二匹の蝶に自分たちの姿を投影したような透谷の言葉。
それに音という命を吹き込んだ田丸さん。それを奏でる筑前・薩摩のふたつの琵琶。
また再演の機会があることを願います。お世話になった皆さま、ありがとうございました!
主催:作曲家グループ「邦楽2010」事務局・邦楽アソシエーション
後援:邦楽ジャーナル、公益財団法人 日本伝統文化振興財団、日本現代音楽協会/協力:おことの店 谷川
■平成29年9月7日(木)10~12:00
千早公民館主催(福岡市東区)
人権学習講座「いきいき大学」講師
公民館講座事業29年度後期第1回目の講師としてお呼びいただき、琵琶の演奏の他に歴史のご紹介、琵琶から通して私自身が感じてきた文化や伝統のことなどお伝えさせていただきました。
あいにくの雨にも関わらず、お若い方やちびっこも含め会場いっぱいのお客様。活発な意見交換など充実した時間を過ごすことができました。終了後も皆さま楽器に興味津々・・・!手に取っていただいたり、写真を撮られたり、楽しまれていたのが嬉しかったです。
主催者はじめ、関係の皆様、ご来場の皆様、ありがとうございました。
またお会いできることを願っております!
■平成29年8月4日(金)15:00~16:00 なみきスクエアひまわりひろば
(福岡市東区千早駅前)
「筑前琵琶を聴くvol.1 ~筑前琵琶を聴いてみよう!~」
まずは一人でも多くの方に、福岡発祥の楽器筑前琵琶を知ってもらう、気軽に身近に感じてもらう、そしてできれば、夏休みも子供たちが聴きに来てくれることが目標。それゆえ、自主企画・ロビーコンサート・無料、という形にしました。
と、言いつつ、実はロビーという場所なだけにお客様がいったいどれくらいいらしてくださるのか?通り過ぎてゆくのか??未知数で私自身ちょっとドキドキしていましたが、嬉しやびっくり、なみきスクエアの職員さんもびっくりされるロビーで130名以上の方がご来場・しっかり腰を据えて聴いてくださり、私自身もとても遣り甲斐と手ごたえを感じつつ臨むことができました。地元の新聞社2紙もこの企画を特色あるものとして取り上げてくださり、初の自主企画、これは嬉しいことでした。
正直、すべて自己負担の企画は大変な面もありますので、頻繁にというわけにはいきませんが、私自身の研鑽の場としても、「筑前琵琶を聴く」企画は今後も不定期に継続してゆこうと思います。
もし、お手伝い・お力添えいただける方がおられましたら幸いです。
また飛び入りで後片付けなどご協力くださったお客様、会場設営など、なみきの職員さんもお力添えくださり、滞りなく終えられましたこと、感謝申し上げます。
(演目)
「耳なし芳一」
芥川龍之介作品を基にしたオリジナル曲「蜘蛛の糸」
琵琶のお話し・琵琶を通してみる子どもたちへの関わり・質疑応答など
■平成29年6月11㈰ 福岡市博多区八仙閣
福岡対馬会 第43回 定期総会・懇親会にて
古事記の昔から大陸との交通の要衝として重要な存在だった対馬(壱岐)。今も昔も福岡とも常に密接な関係の都市です。
その対馬の皆様の福岡での総会会合にお声かけいただき、両都市とも海に面していることから少し海に絡んだ琵琶曲と、福岡ご当地の黒田武士を演奏させていただきました。
「福岡・博多発祥の筑前琵琶」。お聞きになるのも初めての方も多く、熱心にお聞きくださり、感謝申し上げます。
■平成29年5月14日(日)13:00~
福岡県築上郡 お寺 親鸞聖人ご法要
筑前艶恋座と出演。
親鸞聖人にちなんだ曲など、琵琶で2曲独奏後、艶恋座と「恋焦雪終焉(八百屋お七)」上演。
艶恋座は三番叟、勘緑さんオリジナルの「この星に生まれて」上演。
■平成29年5月3日(憲法記念日)
毎年、筑前琵琶保存会は博多どんたくに参加し、古典どんたく隊の枠で福岡の中心地を練り歩く約1.3キロのパレードをしています。
そのパレード前後に、博多・天神の昔からごひいきいただいている商店など「通りもん」で門付けして、お店の益々の繁昌と弥栄を願い演奏しています。
この行事は先代会主の嶺旭蝶先生の時代から、もう何年になるのでしょうか。。。今年も馴染みのお店のおなじみの皆様にお会いできて、元気にどんたくに参加し、元気な皆様にお会いできることが有り難いことだなあとしみじみ思います。
どんたくは、オランダから来た「ゾンターク(休日)が語源の博多の祭り。正月に「博多」の町民が「福岡」のご城下(お城)に新年のお祝いに参上していた松ばやしが起源なのだそうです。姿や形式は様々に変化を遂げていますが、何百年と続く福岡・博多の伝統を受け継ぐものです。
来年も変わらず元気に、そしてますます琵琶も私もパワーアップしてこのお祭りに参加できるようにと、改めて心を前向きにしていただけました。
どんたくが終われば福岡は初夏。祭りでめぐる福岡の四季。。。
熱い・暑い夏は、もう目の前です。
(写真は大分県立美術館OPAM Facebookページより掲載。一部除く)
■平成29年4月29日(土・祝) 大分県立美術館OPAM 3階ホワイエにて
何必館コレクション
北大路魯山人展ー和の美を問うー 関連イベント
OPAMミュージック・イン・ミュージアム2017 VOL13「筑前琵琶で聴く語りの美」12:00~、14:00(2回公演)
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「美」に生きた巨人、魯山人。
魯山人については「難しそうな顔をした、うるさそうなおじさん(スミマセン)」・・・というなんだか余り良くないイメージが私にはあったのですが。。。
今回展示を拝見させていただき、それだけではない、あくまでも「美」を主観に置き、非常に繊細で優艶な感性の持ち主。
人間「魯山人」だったのだと感じました。
日本随一を誇る、京都の何必館・京都現代美術館所蔵の魯山人コレクションの中からの厳選した作品を展示。会期は6月11日までです。ぜひ足を運んでみてください。
さてその魯山人展にて「和」を楽しもうというコンセプトのもと、「語りの美」をテーマに演奏の機会をいただきました。
既存の琵琶曲だけではなく「北大路魯山人展に寄せて~久遠の花(くおんのはな)~」という曲を、彼の生い立ちに関するエピソードから着想を得て創作し、演奏させていただきました。
琵琶と魯山人、直接関連はないのですが、日本人の底流にある美の遺伝子。これによって、言葉にならないところでつながっているような感覚。とても面白いと思います。
素晴らしい機会、ありがとうございました。
■平成29年4月19日 佐賀県浄覚寺 報恩講
嶺青流筑前琵琶保存会 高木青鳳氏と出演。
■平成29年3月31日 はかた伝統工芸館
博多の伝統工芸 匠と語る夕べ
場所:はかた伝統工芸館(福岡市博多区上川端町6-1)
主催:はかた伝統工芸館
福岡発祥の筑前琵琶。
その響きは大正初期に旋風を巻き起こし、競うように奏でられた。
同時に、職人も技巧を凝らし人々を魅了する琵琶を製作してきた。作り手と弾き手、どちらも筑前琵琶の響きを生み出し、その魅力を伝えてきた。筑前琵琶の響きとはどのようなもので、どのように生み出され、どうして私たちの心に響くのか、作り手、弾き手、それぞれの立場から語る。
講師 ドリアーノ・スリス(筑前琵琶修復師)
尾方蝶嘉(筑前琵琶演奏家)
かつて琵琶の工房が軒を連ねていたとされる地域に建つ工芸館。はかた伝統工芸館さんより筑前琵琶をテーマに取り上げたい、とのことでお声かけいただき、ドリアーノさんとご一緒に琵琶の今とこれから、そして琵琶から通して見る「文化」を考え、人として日本人として大切なスピリットを100年先に伝えていくこと、琵琶という楽器の魅力・・・と、様々なことをトークと演奏を交えお話ししました。つい熱が入り、予定時間はあっという間。講演終了後の参加者の皆さんとの懇親会も大いに語り合い、密度の濃い機会となりました。演奏者がいても、琵琶を作る人がいなければやがて楽器は失われてしまいます。筑前琵琶発祥地・福岡。琵琶という大事な木の幹を失わないよう、弾き手としても作り手が育ってほしい。私にできることは、微力でも弾き手の一人として、琵琶という楽器の魅力・その背後にある「伝え続けること」の意味を考え、常に念頭に置いて演奏活動・育成活動をしていくこと。何よりも芸としての面白さを追求することだと思いました。ドリア―ノさんとのこの活動は今後も続く見込みです。ご要望があればどちらにも伺います。お声かけください。
また、はかた伝統工芸館ならではの取り組みだったのが、筑前琵琶で表現する物語世界を何と「博多人形」で体現!琵琶曲に見合った博多人形が曲の歌詞とともに会場内に展示されるという、なんとも贅沢な「筑前琵琶×博多人形」のコラボレーションが実現した機会でもありました。
「仙厓義梵」「黒田武士」「かさじぞう」のほか、掲載している写真に写っているのが、博多を代表する人形師のお一人、川崎幸子さん(JR博多駅に大きな卑弥呼の人形が展示されています)の「茜さす」というお人形。私の創作した「額田王~相聞の歌~」という曲を、ドリアーノさんが修復した琵琶で、このお人形の前で演奏させていただきました。なんとも。。。嬉しいことでした。
■平成29年3月9日 福岡市東区若宮公民館
「若宮さわやか学級~筑前琵琶を聴いてみよう~」
公民館様主催の定期的な教養講座にお弟子さんと二人で出演させていただきました。
ご来場の皆様とさまざまにやり取りしながら、演奏や琵琶についての歴史解説、楽器の説明などさせていただきました。お楽しみいただけたようです。
「70年前に近所の人が弾いていた琵琶を聞いたことを思い出した。」
「日本人として大事な感覚を呼びさまされた気がする」など、感想をいただきました。
地域に根差した活動、これからも大事にしていきたいと思います。
■平成29年2月12日■福岡ダンスフリンジフェスティバル vol.10 /ぽんぷらざホール (福岡)
Eプログラム 「LINKAGE」
振付:Mugiyono Kasido 出演:Mugiyono Kasido、北村成美、Yeni Arama、尾方蝶嘉 ほか
インドネシア・フィリピン・タイ・日本のダンサー・パフォーマー・演奏家による異色のコラボレーション作品に筑前琵琶演奏家として尾方蝶嘉が出演。
主催:NPO法人コデックス・(公財)福岡市文化芸術振興財団・福岡市
インドネシアを代表するダンサー:ムギヨノカシド氏の作品「LINKAGE」に筑前琵琶演奏家として参加させていただきました。
ムギヨノ氏より「地元福岡の伝統楽器演奏者との共演を」との要望をいただいてお声かけいただき、今回の共演が実現しました。
コンテンポラリーダンスという未体験の分野、また、インドネシア、タイ、フィリピン、日本という多国籍チームでの挑戦でしたが、文化や言語の違いを軽々と跳躍し、不思議と底流で共通するスピリットを創作に関わった全員で体感しながらの作品表現になりました。タイ、インドネシアの楽器と琵琶、素晴らしい可能性を感じることができました。
日本の地方都市ではありますが、このようなアジア地域を大きく股にかけた活動ができるのも、「福岡」という土地柄だと思います。
地元を拠点に日本のみならず世界にも目を向けて、琵琶を通じて、微力ながらこれからも様々に貢献し、楽しんでゆこうと思います。
今回の機会に恵まれましたこと、感謝です。
※追記・・・本作品が多数の上演作品の中から、観客の投票によって選ばれる「観客賞」を受賞いたしました。
平成29年1月7日 アクロス福岡円形ホール 2回公演 (13:00/16:30)
「筑前琵琶演奏会~きゃふんとべべん仙厓和尚と音あそび~」
主催:(公財)福岡市文化芸術振興財団、福岡市/助成:(一財)地域創造/協力:福岡市美術館、筑前琵琶保存会
出演:尾方蝶嘉(琵琶)、山崎箜山(尺八)、中山喜一朗(トークゲスト:福岡市美術館副館長)
演目 第一部 那須与一、額田王~相聞の歌~/第二部 新作「仙厓義梵」、トーク、新作「仙厓さんと音あそび」/第三部 博多に春がやって来た!
平成28年12月16日(金)
福岡県那珂川町立 那珂川南中学校2年生 国語鑑賞授業
平成28年12月4日 熊本震災復興支援チャリティー人形浄瑠璃 清和文楽×筑前艶恋座の響演
於:吉塚パピオビールーム(福岡)/主催:(公財)福岡市文化芸術振興財団
4月の熊本震災の一日も早い復興と更なる躍進を願って、熊本で150年にわたる歴史をもつ清和文楽をお招きし、筑前艶恋座との舞台!筑前艶恋座の琵琶・浄瑠璃奏者として出演させていただきました。
演目は筑前艶恋座が「恋焦雪終焉~八百屋お七~」、清和文楽が「傾城阿波鳴門~巡礼歌の段~」
会場には数十名のキャンセル待ちが出るほどの多くのお客様!ほんとうにたくさんの方々にご来場いただき、ありがとうございました!
平成28年11月19日 福岡県築上郡 浄土真宗お寺
納骨堂落成記念琵琶演奏会にて演奏。
浄土真宗開祖親鸞上人にちなんだ琵琶歌をはじめ、平家物語など。
御門徒様による雅楽、尺八、琴の演奏など多彩な内容に。
歴史深いお寺での演奏は、こちらの姿勢も正していただける気がします。
ご縁に感謝。「報恩」の境地に近づけるよう、ありたいと思います。
平成28年11月10日 福岡県北九州市門司 料亭 三宜楼 企業懇親会にて演奏。
ご当地門司にちなんだ曲など、福岡発祥の芸能・琵琶を全国からのお客様にお楽しみいただくべく、演目をラインナップ。
筑前琵琶保存会 高木青鳳氏と出演。 ※写真は三宜楼サイトより。
平成28年11月6日 福岡県飯塚市嘉穂劇場にて
福岡教育連盟主催 「覚醒せよ、日本人」教師父母教育交流会 第1部 伝統芸能鑑賞に出演、演奏と琵琶解説。
筑前艶恋座「曽根崎心中~道行~」上演。 人形:勘緑氏、筑前艶恋座、筑前琵琶:尾方蝶嘉、横笛:藤舎元生氏
平成28年10月30日 福岡市明治安田生命ホール
筑前琵琶保存会第52回演奏会
ーこころ模様と琵琶もようー出演。
「曽根崎心中~道行~」演奏。
原典:近松門左衛門
作曲:尾方蝶嘉
横笛・作調:藤舎元生
330名あまりのお客様にお越しいただきました。ありがとうございました。この曲はもともと筑前艶恋座の人形浄瑠璃用に作曲したもので、セリフが多く通常の琵琶曲とはかなり様相が異なる演目です。
筑前琵琶保存会でいつも聞いてくださる皆様にどう受け止められるのか、新鮮な心持ちでした。「情」を描く演目は琵琶によく合います。また、今後も一層の研鑽をかさねてゆきたいと、思いを新たにいたしました。
平成28年9月22日 福岡市ぽんぷらざホールにて
劇衆 上海素麺工場「嗤う骸骨~福岡へ還ル~」公演参加。
演劇・舞踊とのコラボレーション
写真左:上杉満代氏
右:尾方蝶嘉
平成28年9月15日 山口県周防大島橘総合センター
仲秋古典芸能の会「四境の役(しきょうのえき)大島口の戦いを語る/琵琶と講談の会」出演。
主催:周防大島町文化振興会/橘郷土会・村上水軍研究会
後援:周防大島町教育委員会、中国新聞社、読売新聞西部本社
曹洞宗普門寺ご住職 永本隆道氏作詞、尾方蝶嘉による編詞・作曲
「三石の戦い~国行雛次郎と来宮傳衛門の最期」を演奏。
※青山旭子師匠、高木青鳳氏と出演。
平成28年9月15日 曹洞宗普門寺 帯石観音御堂
観月会にて平家物語演奏。
平成28年7月16日
筑前艶恋座の人形体験講座成果発表会に参加。
艶恋座代表;勘緑氏がベルギーブリュッセルの人形博物館に送る「曽根崎心中」のお初・徳兵衛の生まれたばかりの人形二体に魂入れの儀式を行う。尾方作曲「曽根崎心中~道行~」を献奏。
映像付きで人形と琵琶は欧州に渡る。ほんのちょっぴり、国際貢献。
平成28年3月4日(金)東京国立劇場小劇場にて。
嶺青流筑前琵琶保存会東京公演「義経」出演。
青山師匠と源義経と武蔵坊弁慶の最期を描く「衣川」演奏。
平成27年9月19日東京MXテレビ「週末メトロポリシャン」
番組ゲスト出演
「衣川」冒頭演奏
画面左よりMC:町亞聖さん、寺田真二郎さん、(尾方)朝比奈彩さん、松尾雄治さん。
平成27年7月26日 福岡市南区 ゆめあーる大橋にて
筑前艶恋座第2回公演「曽根崎心中~道行~」筑前琵琶による人形浄瑠璃。
作曲編曲、琵琶浄瑠璃を担当。
平成27年4月12日 東京都板橋区 天祖神社にて
「桜舞う 琵琶の音響く 春の夕」
薩摩琵琶鶴田流川嶋信子氏と出演。